遠赤外領域/テラヘルツ領域の研究者・開発者の皆様に,国内の共同利用設備,共同研究受け入れ機関,技術相談先等の情報を提供することを目的としてこのページを開設致しました。このページに掲載する情報が遠赤外領域/テラヘルツ領域研究者のニーズと共同利用・共同研究施設等が提供する技術シーズおよび設備とのマッチングにつながり,研究資源の有効利用および,この分野の研究活性化に資することを期待しております。
 このページの管理運営は福井大学・遠赤外領域開発研究センターが行い,遠赤外領域開発研究センター教員・技術職員で構成する共用利用促進ワーキンググループ(WG)が,遠赤外領域/テラヘルツ領域の共同設備利用,共同研究に関するご相談を受付ております。また本HPへの共同利用設備,共同研究の公募等の情報提供を歓迎致します。

2022年3月15日
福井大学・遠赤外領域開発研究センター
センター長 谷 正彦

遠赤外共用プラットホーム一覧表

福井大学・遠赤外領域開発研究センター

  • 共同利用・共同研究・技術相談等の種別
    公募型共同研究および機器等共同利用
  • 技術分野・テーマ
    テラヘルツ、遠赤外領域研究全般
  • 共同利用・共同研究等の概要
    毎年共同研究課題を公募しています。また機器等の共用利用(有料)も随時受け付けています。利用できる装置はジャイロトロン(周波数160 GHz~460 GHz,出力10 W~1kW)、極低温ミリ波電子スピン共鳴(ESR)測定装置 、ミリ波ベクトルネットワークアナライザ(MVNA)、ミリ波焼結炉(28 GHz, 10 kW) 、テラヘルツ時間領域分光装置、電波暗室 、テラヘルツ波キャリア寿命測定システム 、等。
  • 情報掲載Webページ
    公募型共同研究
    機器等共同利用
  • 備考(共同利用・共同研究の際の注意点、参考情報、他)
    公募型共同研究の公募は毎年4月上旬に行っています。非公募型の共同研究も随時受け付けています。機器等共同利用の申し込みは随時可能ですが、機器等利用は有料です

神戸大学・分子フォトサイエンス研究センター

  • 共同利用・共同研究・技術相談等の種別
    公募型共同研究および機器等共同利用
  • 技術分野・テーマ
    テラヘルツ波を用いた分子科学、その他の波長(マイクロ波から紫外まで)も使っている。
  • 共同利用・共同研究等の概要
    毎年共同研究課題を公募しています。強磁場ESR、時間分解ESR、光ポンプ-テラヘルツプローブ分光、時間領域テラヘルツ分光等。
  • 情報掲載Webページ
    共同利用・共同研究拠点について

徳島大学・ポストLEDフォトニクス研究所

  • 共同利用・共同研究・技術相談等の種別
    機器等共同利用
  • 技術分野・テーマ
    テラヘルツ計測技術
  • 共同利用・共同研究等の概要
    テラヘルツ時間領域分光装置(アドバンテスト・TAS7500/TAS1110/TAS1130)及びフーリエ変換赤外分光顕微鏡(日本分光・IRT-5200-16)の共同利用(有料)を随時受け付けています。
  • 情報掲載Webページ
    徳島大学 地域協同技術センター 設備・機器
    テラヘルツ分光計
    赤外分光顕微鏡 (FT-IR)器

国立研究開発法人情報通信研究機構

  • 共同利用・共同研究・技術相談等の種別
    研究助成、施設利用
  • 技術分野・テーマ
    Beyond 5G/6G、情報通信ネットワーク、テラヘルツ無線、テラヘルツセンシング、半導体/誘電体デバイス
  • 共同利用・共同研究等の概要
    Beyond 5G研究開発促進事業では、委託研究の公募を予定しています。委託研究におけるBeyond 5G(B5G)共用研究施設・設備等(超高速研究開発ネットワーク「JGN」、大規模エミュレーションテストベッド「StarBED」、先端ICTデバイスラボ施設(フォトニックデバイスラボ、ミリ波研究棟)、人工衛星観測用鹿島35cm望遠鏡、電波測定環境(マイクロ波帯対応電波暗室))の利用並びに共同研究・設備供用による先端ICTデバイスラボ施設の利用が可能です。
  • 情報掲載Webページ
    Beyond 5G研究開発促進事業(委託研究)
    委託研究におけるBeyond 5G(B5G)共用研究施設・設備等の利用
    先端ICTデバイスラボ
  • 備考(共同利用・共同研究の際の注意点、参考情報、他)
    Beyond 5G研究開発促進事業(委託研究)では令和4年度も公募を予定しておりますが、公募時期については、随時WEBに掲載されます。

国立研究開発法人理化学研究所・光量子工学研究センター テラヘルツ光研究領域

  • 共同利用・共同研究・技術相談等の種別
    技術相談、共同研究
  • 技術分野・テーマ
    テラヘルツ波光源、検出、計測、および応用に関する技術・研究
  • 共同利用・共同研究等の概要
    テラヘルツ光研究領域では、高出力・波長可変光源、高感度検出、イメージング、センシング、応用計測、半導体光源などに関する技術相談や利用相談を随時行っております。これまでに、学術界や産業界との研究連携を実施しており、理研テラヘルツ光研究領域の研究成果や技術情報を基に、共同研究や共同開発などテラヘルツ波技術および研究に関して相談を受けています。
  • 情報掲載Webページ
    光量子工学研究センター
  • 備考(共同利用・共同研究の際の注意点、参考情報、他)
    連絡先:テラヘルツ光源研究チーム アシスタント 佐々木玲子 
    電子メールアドレス:s-team-assistant[at]ml.riken.jp

大阪大学・レーザー科学研究所

  • 共同利用・共同研究・技術相談等の種別
    公募型共同研究,非公募型の共同研究,技術相談
  • 技術分野・テーマ
    テラヘルツ科学・技術・計測
  • 共同利用・共同研究等の概要
    テラヘルツ分光技術を基に、材料評価や物性計測、デバイス設計など、共同研究を受け入れています。 テラヘルツ時間領域分光やフーリエ変換赤外分光等により、Beyond 5G/6G帯をはじめとするテラヘルツ・赤外領域における計測が可能です。 ポンププローブ分光のような時間分解測定をはじめ温度依存性等の測定も可能です。パルスTHz分光のみならず、CW-THz分光も実施可能。
    公募型の共同研究もありますので大学の方は是非ご利用ください。
  • 情報掲載Webページ
    公募型共同研究
    年2回申込み可能 11月申込み

福井県工業技術センター

  • 共同利用・共同研究・技術相談等の種別
    公募型共同研究、機器等共用利用(機器設備の使用)、技術相談
  • 技術分野・テーマ
    マイクロ波帯以下のアンテナ・伝送線路・材料物性測定等
  • 共同利用・共同研究等の概要
    以下の装置を利用することが可能 
    1.ベクトルネットワークアナライザ 300kHz~26.5GHz
    2.スペクトラムアナライザ 30kHz ~14GHz
    3.オシロスコープ DC ~ 8GHz 
    4.6面電波暗室  1GHz ~ 40GHz 
    5.アンテナ測定システム 1GHz ~ 40GHz
  • 情報掲載Webページ
    福井県工業技術センター 機器設備、施設利用
  • 備考(共同利用・共同研究の際の注意点、参考情報、他)
    利用料,ご利用の手順などは福井県工業技術センターの「機器設備、施設利用」のWebページ(情報掲載Webページ)をご参照ください。

大型放射光施設・SPring-8

  • 共同利用・共同研究・技術相談等の種別
    公募型共同研究
  • 技術分野・テーマ
    赤外/テラヘルツ科学・技術
  • 共同利用・共同研究等の概要
    毎年2回共同研究課題を公募しています。利用できる装置は主として顕微分光で、詳細条件は以下の通りです。
    利用可能波数域:100~10,000 cm-1
    高空間分解顕微鏡:対物鏡 (x36(NA=0.5, WD=10mm), x15(NA=0.4, WD=24mm), x20(ATR))、フロー式クライオスタット (4.2K~400K)、冷却加熱ステージ (-190~600°C)
    長作動距離顕微鏡:対物鏡 x8(NA=0.5, WD=50mm)、ダイヤモンドアンビルセル+フロー式クライオスタット (0.4mmキュレット/30GPa, 10~400K)、フロー式クライオスタット (4.2~400K)
    磁気光学顕微鏡:対物鏡 x16(NA=0.3, WD=40mm)、最大磁場 14T、フロー式クライオスタット (4.2~300K)
  • 情報掲載Webページ
    ビームライン一覧
    Beamline List
  • 備考(共同利用・共同研究の際の注意点、参考情報、他)
    公募型共同研究の公募は毎年5月下旬、12月上旬の年2回行っています。募集情報等はこちらのページに掲載されます。
    また、募集方法等につきましては、こちらのページにも案内がございます。

大阪大学大学院・理学研究科附属 先端強磁場科学研究センター

  • 共同利用・共同研究・技術相談等の種別
    公募型共同利用・共同研究
  • 技術分野・テーマ
    強磁場分光(Electron spin resonance, Cyclotron resonance,テラヘルツ帯を含む)
  • 共同利用・共同研究等の概要
    東京大学物性研究所附属国際超強磁場科学研究施設、東北大学金属材料研究所附属強磁場超伝導材料研究センターと形成する強磁場コラボラトリ―において、東京大学物性研究所の公募システムを利用して全国共同利用・共同研究を毎年2回公募型で行っています。利用できる装置はパルス磁場ESR装置では遠赤外レーザー(周波数350 GHz~6 THz, 出力は周波数により異なる)、後進行波管(BWO)(周波数300GHz~500 GHz)、ガン発振器(周波数75 GHz, 90 GHz, 130 GHzと逓倍器)、磁場は約50 T。定常磁場ESR装置ではミリ波ベクトルネットワークアナライザ (ABmm社製MVNA)と14 T超伝導磁石(Oxford Instruments Ltd.)(周波数30 GHz~600 GHz, 現在300 GHzより高いところは要修理)。
  • 情報掲載Webページ
    先端強磁場科学研究センター
    共同利用・共同研究について
  • 備考(共同利用・共同研究の際の注意点、参考情報、他)
    Webページの右バナーにある共同利用申請-強磁場コラボラトリ―-をクリックして記載された内容に沿って利用申し込みをしてください。公募型共同利用・共同研究の公募は毎年度6月上旬と12月上旬に締め切りの形になっており、6月上旬締め切りの公募は10月から、12月上旬締め切りの公募は翌年度4月から、課題審査を経て採択された場合、共同利用・共同研究が実施されます。

テラヘルツテクノロジーフォーラム

  • 共同利用・共同研究・技術相談等の種別
    技術相談
  • 技術分野・テーマ
    テラヘルツ科学・技術
  • 共同利用・共同研究等の概要
    テラヘルツに関する科学・技術的な相談を受付けています。会員専用HPより随時受付。
  • 情報掲載Webページ
    Terahertz Technology Forum
  • 備考(共同利用・共同研究の際の注意点、参考情報、他)
    技術相談はテラヘルツテクノロジーフォーラム会員限定です。

テラヘルツ科学技術振興基金助成

  • 共同利用・共同研究・技術相談等の種別
    助成
  • 技術分野・テーマ
    テラヘルツ科学・技術
  • 共同利用・共同研究等の概要
    テラヘルツ科学・技術を発展させ、応用分野を開拓・普及し、産業・社会の発展に貢献することを目的とする助成金。毎年度公募。
  • 情報掲載Webページ
    テラヘルツ科学技術振興基金助成

問い合わせ先

遠赤外領域開発研究センター共用利用促進WG
E-mail: firkiki(ABC)fir.u-fukui.ac.jp
※ (ABC) は @ に置き換えて下さい。